多くの人は「鼻水=外に出るもの」と思っています。
風邪や花粉症で鼻が垂れてくるあのイメージが強いからです。
しかし、鼻水が外に出るのは 緊急時だけ。
普段の鼻水のほとんどは 外へ出ていません。
本当は、鼻の中で作られた鼻水の大部分が 喉へ流れ、胃で処理されている のです。
その量は、1日に 1〜1.5リットル と言われています。
鼻水は“外に出す液体”ではなかった
鼻水が前に垂れるのは、以下のようなときです。
- 風邪
- 花粉症・アレルギー
- 寒さ
- 乾燥
これらは、粘膜が刺激され 分泌が急増した状態。
“外に垂れる鼻水”は 例外的な現象 にすぎません。
9割の鼻水は喉へ流れ、飲み込まれている
鼻腔と副鼻腔の粘膜は、1日に 1〜1.5L の粘液を作っています。
ではその大量の鼻水はどこへ?
答えはシンプル。
鼻水のほとんどは後ろへ流れ、喉→食道→胃に運ばれている。
胃に入った鼻水は、
ウイルス・細菌・花粉・PM2.5 を胃酸で分解し、無害化します。
鼻水は単なる“邪魔な液体”ではなく、
体内の浄化・防御システムの一部 なのです。
鼻水はどこで作られ、どう流れていくのか?
鼻水は、鼻腔と副鼻腔の粘膜でつくられます。
- 鼻腔 → 大部分の生産担当
- 副鼻腔 → 調湿・調圧・声の響きなども担当
どちらの粘液も性質はほぼ同じです。
鼻水が前に垂れにくいのは、
粘膜の表面に生えた 線毛(せんもう) が動き、
粘液を一定方向(後ろ)に運ぶため。
そのため、
鼻の奥 → 喉 → 食道 → 胃
というルートで自然と流れていきます。
なぜ鼻水が増える? ― 身体の“戦闘モード”
鼻水が増えるのは、身体が外敵を排除したいとき。
- 風邪:ウイルスを洗い流したい
- 花粉症/アレルギー:粘膜が腫れ分泌が増える
- 寒さ:血管が収縮し粘膜が敏感に
- 乾燥:空気を湿らせるため
- ストレス:自律神経の乱れで過敏に
通常は後ろへ流れる鼻水が、
“量が増えすぎると” 前へ漏れ出てきます。
鼻水の役割 ― 「加湿器」+「フィルター」
鼻水には明確な役割があります。
- 空気を 温める・湿らせる
- ウイルス・細菌を 捕まえて胃へ送る
- 花粉・PM2.5を 除去する
- 嗅覚が働きやすい環境づくり
鼻水は身体の入口で働く 高度な浄化システム です。
まとめ ― 鼻水は“体の中の掃除屋さん”
私たちが普段飲み込んでいる鼻水は、
- 空気を整え
- 異物を胃で処理し
- 身体を守る
体内の浄化ルート です。
花粉症・風邪・寒さなどで一時的に分泌が増えれば、
前に垂れてくることはありますが、
本来はほとんどが喉から胃へ流れています。
実は、私たちは毎日1リットルもの鼻水を飲み込みながら、
身体の内側をきれいに保っているのです。

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